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仮想アース瓶+64芯リッツワイヤー高性能版

先日、ヤフオクに出品したアース瓶は、アクセス:860件でウオッチ:11件、入札:3件で3,750円で落札されました。今回は、同じアース瓶ですが、アースワイヤーに64芯のリッツ線を使っています。今回の出荷で、この700mlのモデルは最終出荷となります。
64芯ものリッツ線の被覆剥き(瓶内部の備長炭に触れる部分)は320回かけて少しづつ剥いていくため1日1個しかできません。ワイヤーが0.3㎜と極細なため一気に被覆を剥ぐとワイヤーが断線してしまうため1本につき5回に分けて剥いていきます。リッツ線を使う特長として表皮効果を回避できるため、絶縁被覆のポリエチレンと相まって高周波特性が良く、高周波ノイズの除去効果が高いです。



アース瓶の使用例







コメント

  1. 先日、仮想アース本体+64芯リッツワイヤーというとても作業に時間と手間がかかり、贅沢な作りのモデルを譲っていただきました。

    自分のオーディオ機器ではデジタル機器(SACDプレーヤーとクロックジェネレーター)に仮想アースを接続するとノイズ除去効果が高いと感じるので、届いたアース瓶をSACDプレーヤーのアースコネクタに接続しました。
    説明が前後しますが、普段はフィデリティゲート製のアースケーブル2本をK社製の仮想アース本体からSACDプレーヤーとクロックの二箇所に接続してあります。
    また、K社製の仮想アース本体は金属製で、アース瓶本体は天然素材の炭です。

    さて、CDを再生すると重心がグッと下がり、ベースやドラムの輪郭が鮮明になり躍動感が向上しました。
    ノイズ除去効果が更に高まったのか、ヴォーカルや楽器の音像が際立ち、音楽の説得力が増した感じを受けました。

    次に、クロックのアースコネクタにアース瓶を接続してみました。
    SACDプレーヤーに接続した時より更に重心が下がりました。
    しかし、重心が下がり過ぎてしまい、躍動感と透明感のある中域と、繊細さと情報量の多い高域の魅力が欠ける音質と自分は感じましたので、現在は、K社製の仮想アース本体から普段使用しているフィデリティゲートのアースケーブルをクロックに接続し、アース瓶本体+64芯リッツワイヤーをSACDプレーヤーに接続して、ノイズ除去効果を体感しながら音楽を聴く喜びに浸っています。

    仮想アースを取るだけでそんなにノイズ除去効果か向上し、音楽性が高まるのか?と疑問に感じるかもしれませんが、他社のアースケーブルとフィデリティゲートのアースケーブル両方を使用した経験から、やはり良質なアースケーブル(フィデリティゲート製のアースケーブル)を使用しないとここまでの効果が得られないと実感しています。

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  2. 岸様 いつも実名での貴重なコメントをありがとうございます。また、メッセンジャーでのリアルタイムなコメントをブログ掲載することを許諾いただきまして感謝に堪えません。以下にメッセンジャーのコメントをほぼ原文のまま引用させていただきます。写真はコメント欄には貼れないようなので、ブログにアース瓶の使用例として直接投稿します。
    ------------------ここからメッセンジャーです------------
    関口様 お世話になっております。 普段、K社製の仮想アース本体からフィデリティゲートのアースケーブルをCDPとクロックの2ヶ所に接続しています。 尚、試聴に使用したCDは日本出身のヘヴィメタルバンド5人組LOVEBITESの2019年12月リリースの2ndアルバムから1,2,3曲で行いました。 まず、クロックに接続するアースケーブルはそのままに、届いたばかりのアース瓶をCDPに接続すると、ズシっと重心が下がりますが、音楽が暗くなったり、必要以上に重たくなり解像度や透明感が衰退することがありません。 また、アース効果が更に効いて背景が静かになった理由からか、ヴォーカルや楽器がより自然に再生され、音楽性が高まった感じがします。 このアルバムでのベースの音質は、地を這うような轟音でリズム全体の重心を下げドライブ感を出しているのが特徴ですが、中低域の解像度が今一歩のシステムだとこのベース音が再現されにくいのですが、楽々唸りを上げるベース音が再生されて、クリアに録音されたドラムと合わさり爽快感と安心感が増してきます。 特にハードロックやヘヴィメタルはベースとドラムのリズム隊が強靭で正確なリズムを叩き出せないと楽しめません。 実際のライヴでもベースとドラムが曲の土台を支えなけれはどんなにギターやヴォーカルが素晴らしくても魅力が半減してしまいます。(幸い、リズムがヨレヨレのライヴに当たった事はありませんが) それらがアース瓶効果で再生できる環境になりました。 試聴を始めてから10分で音質が変化しました。最初はどこか精彩さが欠ける音質でしたが、10分後には強靭なリズムとメロディが上下左右、更に奥行きも伴って再生されてきました。 1時間が経過すると、それらが全体的にまとまり、音楽が直接心に響く感じになってきました。 明日は、アース瓶をクロックに接続してみたいと思います。 クラシックやジャズも再生したいと思っています。 岸

    関口様 アース瓶をクロックに接続して再生しました。 SACDプレーヤーにアース瓶を接続した時より、もっと重心が下がりました。 B&W804からこんなマッシヴな中低音が再生されるとは驚きです! これらのリポートをまとめてプログに公開します。 岸

    K社製の仮想アース本体とアース瓶の音質を比べると、K社製は金属製で、アース瓶は自然素材の炭を使用している理由からか、K社製はクールで締まりの効いた音調で、アース瓶は締まりを効かせながらアナログ的な揺らぎを感じさせる音調に聴こえました。

    関口様 アース瓶のその後ですが、何か居心地の良さに欠ける音質と感じたので、試しにクロックからアースケーブルを外し、SACDプレーヤーにアース瓶をそのまま接続して、アースラインをその1ヶ所にしてみました。 結果は、音場が澄み切ってスピーカーから音楽が溢れ出る事となりました。 重心の低い低域と透明感のある中域、繊細で澄み切る高域が部屋中に響き渡りました。 アース瓶のノイズ除去効果が絶大で、この性能に追いつかないアースケーブルを使用するとあまり良い結果が得られないのかもしれないと感じました。 岸

    関口様 今日はクロックにアース瓶を単独接続してみました。 SACDプレーヤーに単独接続した時と比べると、若干、楽器の定位がビシッと決まり、全体的に躍動感が向上しました。 これらの現象をまとめてブログに公開したいと思います。 岸

    関口様 高性能アースケーブルを使用すると、CDから様々な音楽を掘り起こしてくれます。 音楽を聴く楽しみと喜びがより増えました。ありがとうございました。岸

    関口様 パワーアンプにK社製の仮想アース本体からフィデリティゲートのアースケーブルを接続してみました。アース瓶はクロックに接続したままの状態です。 自然でニュートラルな音質ですが、どこかパワフルでスピーディーな音質は非常に良いです。 岸

    金子美勇士のピアノアルバムの静寂さに拍車がかかりました。 ノイズキャンセルスピーカーケーブルとアース瓶の相乗効果恐るべしと感じました。 微妙な鍵盤のタッチが良く聞こえます。岸

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  3. アース瓶を使用してから、音楽の表現力が増した理由で音質も2段階ぐらい向上した感じを受けました。
    その理由で、オーディオボードの配置を変更しました。
    今までは、違うメーカーのオーディオボードを重ねて使用するとフィデリティゲートのケーブル類と相性が良く、自然で透明感溢れる音質で楽しめていました。
    しかし、アース瓶をクロックやSACDプレーヤーに繋ぎ変えて再生すると、今までとは違い余計な響きが出るようになったので、オーディオボードを簡素化すると、狙い通り、自然でスピード感と透明感が溢れるフィデリティサウンドがスピーカーから出ました。

    その後、中低音の強靭さと分解能が強化され、抜けの良い高音とのバランスが良好なクロックにアース瓶を接続しています。そして貧乏性の私は、パワーアンプにk社製の仮想アース本体からフィデリティゲートの同じ種類のアースケーブルを二本を、パワーアンプのアースプラグにバイワイヤリング接続して、音楽を楽しんでいます。

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