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Atmosphere バランス型 ヘッドフォンケーブルの制作

弊社(フィデリティゲート)のバランス型ヘッドフォン用リケーブルの第2弾です。

以前ブログにも投稿しましたが、バランス型ヘッドフォン用のリケーブルをご利用いただいているお客様のご紹介で、新たなバランス型リケーブルの注文を頂きました。

今回は、前回採用出来なかったツイストワイヤーの逆回転が入手できたので、そのワイヤーで多重ツイスト・クワッド・アレイを構築します。
社内試作では性能を検証済みですが、実際のユーザー様に提供するのは今回が初となります。

本日から、ワイヤーの加工に着手していますが、バランス型ケーブルの試聴確認用ヘッドフォンアンプの手持ちがないので、DegiFi No.22付録のバランス駆動対応ヘッドフォンアンプ(写真のもの)を活用することにしました。
基盤の空きソケットにオペアンプを2個追加することでバランス駆動対応のヘッドフォンアンプになります。
さっそくオペアンプを手配することにします。

今回使用するXLRコネクターも、弊社で検討した結果、ノイトリック製からスイッチクラフト製に変更します。
結果が良ければ、バランス型インターコネクトケーブルもスイッチクラフト製に移行します。
ツイスト・クワッド・アレイ バランス型ヘッドフォンケーブル
スイッチクラフト製(金メッキ)XLRプラグ

                オペアンプが届きました。

オペアンプを2個追加実装しました。


シースによる音質劣化を回避するためシースを被せず逆回転ツイストで仕上げました。

      バランス駆動型ヘッドフォンケーブルが完成しました。

コメント

  1. 関口さま
    いつもお世話になってます。

    ようやく100時間のエージングが終わり、聴き始めたので感想を書きたいと思います。

    まず感じたのは、鳥肌が立つ程の高S/N。
    どこまでも抜けが良く、やや明るめの音調。
    全帯域に渡って、高解像度・音数多数・ハイスピード。
    特筆すべきは、ヘッドフォンでありながら音場が横にも縦(高さ)にも広がった事です。
    それもHD800の様な不自然な広がり方ではなく、あくまで自然。
    最も驚かされたのは、今まで何をしても消えなかった高域のきつさ(ヘッドフォンマニアにはサ行の刺さりと言えば判り易い)が綺麗に消えた事です。
    ご存じの通り、高域にきつさとは奇数倍の高調波です。
    微小なノイズならともかく、ケーブルで高調波まで消し去るとは!
    自分も技術者ですが、一体何をどうすればケーブルで高調波が消えるのか想像も付きません。
    関口さん、やはり天才。

    ヘッドフォンケーブルとしては高価でしたが、後悔はありません。
    このクオリティのケーブルを他社(例えば〇ッたくりで有名な同じ群馬県の某ヘッドフォンケーブルブランド)で買うとすると10万円は軽く超えると断言できます。

    関口さん、有難う御座いました。
    今後とも宜しくお願いします。

    返信削除
  2. N様貴重なコメントを、ありがとうございます。出荷時の音の確認で大丈夫と思っていても、実際に感想を頂くまでは、満足していただいているか?気になっていましたが、今回もよい評価を頂き安心しました。今回で6世代目のケーブル構造になります。同じ構造をRCA、XLR、スピーカーケーブルにも水平展開していきます。今後も、弊社のケーブルを宜しくお願いいたします。

    返信削除

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