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ケーブル物語 バーンイン時間経過と音質変化のユーザーリポート

 

   画像は、MCD5075-BNC-1.0m(DIG5000のBNC仕様同等品)

デジタルケーブル:DIG5000-BNC仕様(MCD5075-BNC同等品)のユーザー様からのバーンイン実施リポートが届きました。

内容を一部編集したものを、ご本人の許諾を得て匿名で公開させていただきます。多くの皆様の参考になれば幸いです。

※ご本人の感想部分は原文のままです。

(Chord 社の M scaler と DAVE で 2 本のBNCケーブルを使用)

エージング実施期間:2021-12-02~2021-12-08 (エージング方法は、弊社ブログのエージングのリンク先音源を昼夜流し続けることで行います)。

エージング音源はこちら→ https://fidelitygate.blogspot.com/2021/10/blog-post_26.html

■ケーブルの方向性について(弊社コメント)

FidelityGateのロゴマークと信号の流す方向を合わせてからエージングしてください。☚DIG5000(MCD5075-BNC)を2本使用されています。

Fidelity → Gateの方向に信号を流してください。

ケーブルの方向性は、銅を溶かして流した時に凝固していくとき一度に固まらずに指向性(指向性凝固)を持ちます、

またダイスを使って伸線するときの向き(伸線工程)などで、電気の流れやすい方向が決まるようです。☚金属表面のピーリング工程による方向性

そのほかには、ケーブルの構造によっても、ツイストの回転方向やシールドの有無、アース接地のしかたなどによっても方向性が生じます。

エージングは、導体だけでなく絶縁被覆である誘電体の電子分極にも変化を生じさせます。

エージング(バーン・イン)を進めていくうえで、100~150時間経過する途中で、現在再生されている音よりも、いったん音が寝ぼけてしまい鈍ることがあります。がっかりするほど、最低になる事もありますが、そこが絶縁体(誘電体)の分子レベルでの変化点なので、決してあきらめずに、更に40時間ほどエージングを継続してください。

現在再生中の音とは比較にならぬほどに音抜けが良くなります。

(弊社コメントおわり)

--------------ユーザー様のリポートはここから-------------------

■DIG-5000-BNCデジタルケーブルの状況をお知らせします。

Chordは、768k 32bitをBNCケーブルで対応するため2本使いにしているので、クオリティーの高いケーブルを必要としていると思います。USB7500はそれに応えてくれていると思います。

まだ、エージング中ですので、140時間を超えましたら、再度お知らせいたします。

2021/12/02 14:30〜エージング開始

2021/12/03  13:28〜背景ノイズが少なくなった

2021/12/05  15:47〜女性ボーカルが伸びやかに歌う、低域と高域のバランスがいいような気がする。live版はより生々しく聴こえる

2021/12/06 13:30〜 約100時間経過:透明感が向上、ピアノの音が素敵、録音によっては、ボリューム感が上がった様に感じる、ボーカルの重心が低い、左右の空間の広がりが拡大する。ボーカル、声のディテールかヒダのところまで聴こえる

(山下達郎、Pocket music CDリマスター版リッピングwav file)

スタジオLive版が、Liveと思える音質に聴こえる(以前はLive感抑えめ)

(ANRI、FUNTIME、48k24bit FLAC file)

とにかく低い重心がいい

2021/12/07 12:30 約120時間経過:本人が居るように感じる(YouTubeの見過ぎか)

右手が遠い(当たり前か)

(高木里代子、Dream of You~ Salone II、192k24bit、wav file)

ハイレゾは録音レベルが低い

バックコーラスの聴こえ方が凄い

まりやさんの声も凄くいい

以前はボーカル、コーラス、バックバンドが、融合していないように感じていたが、今は融合しているように感じる

ノイズにマスキングされていた音が聴こえているのか?

伝送中の損失で失われたデータが損失なしで処理されているのか?

このCDがこんな聴こえ方をしたのは初めて若い時の声は素敵です

(竹内まりや、Miss M、CD2019リマスター版リッピングwav file)

先のメールをお送りした後も引き続き聴いていたのですが、何か凄いことになっているように思います。

明日には、140時間を超えますので、その後の感想をお送り致します。

明日聴くのが楽しみです。

■ケーブルの感想の続きをお伝えします。

2021/12/07 14:30〜

この時点から音の感じが変わった、まりやさんだけでは無いかもANRIさんを聴いても同じ感じ、生々しさが増加する

何この躍動感と音の密度感すごい

■201/12/08 13:00〜 約140時間経過後

密度感がすごい

以前は聴こえていない背景オーディエンスの歓声が聴こえる

ボーカルのブレス音が超リアル

MCがリアル

テンポがゆっくりに感じる

(MACO Love Letter Tour2016、44.1k/16bit Amazon  music HD ストリーミングFLAC file)

より密度感が増したように感じる

重心は相変わらず低く、安定感抜群

ボーカルのリアリティー感も凄くいい

(竹内まりや、Bon Appetit! 44.1k/16bitリッピングwav file)

お陰様で、大変気に入っています。

これまでデジタルケーブルを替えてここまでの音質変化を経験したのは初めてです。

ありがとうございました。

---------------------------------------------------

現有システムをお知らせします。

【スピーカー】

Wilson Audio System 5.1

【パワーアンプ&インターコネクトケーブル】

KRELL FPB300

MIT製 XLRケーブル MI-350 PROLINE TWIN 5m

【プリアンプ】

Mark Levinson No.32

【SACDプレイヤー】

METRONOM TECHNOLOGIE ”AQWO”

【DAC】

CHORD M scaler +DAVE

【USBケーブル】フィデリティ―ゲート(株) USB7500

以上

(弊社コメント)

音楽のテンポがユックリ聴こえる感じに変化したのは凄い事です。

情報量が極端に増えると、人間の脳の処理能力を超えるため、音楽がゆっくり聴こえてくるのだとベテラン営業マンから聞いた事があります。

また、本来あるべき音で聴こえていなかった音を脳で補正して聴く必要が無くなるため本当にリラックスできるようにもなります。

大変貴重なリポートを書いていただき、ありがとうございます。

今後もよろしくお願いいたします。

フィデリティゲート(㈱)関口直秀


コメント

  1. 新品のBNCクロックケーブル「MCD5075-1.0m」を試聴する機会に恵まれ、その後ケーブルが巡り巡って幸運にも購入する事ができました。その理由から日毎に愛着が湧いてきます。


    MCD5075はクロックジェネレーターとSACDプレーヤーの間で接続しています。クロックジェネレーターからは10MHzのクロックを出力しています。プリアンプとパワーアンプ間のケーブル以外はフィデリティゲートのオーディオケーブルを使用していて、同社の仮想アース瓶を4台接続しています。


    ROCK系のCDは重心がグッと下がり、ベースやドラムのリズム隊の輪郭が鮮明になり、躍動感が際立ちます。細いシンバルワークも明瞭に聴こえます。
    エレクトリックギターのディストーションサウンドの吹き上がりに迫力が加わり、ヴォーカルはセンターに定位しなから写実感に溢れ、声帯の動きまで見えるような表現力です。
    ヴォーカルだけでなく楽器隊の定位が素晴らしく、聴いていて安定感と安心感に包まれます。


    バロック音楽は弦楽器の重心の下がった迫真の響きと、空間を美しく漂う音色のコントラストに聴き惚れてしまいます。繊細なチェンバロの演奏もしっかり聞き取ることができます。
    ピアノソロは左手方向の強靭なアタックと、右手方向の天に届くような輝きを示す高域が共存します。
    オーケストラはそれぞれの楽器の定位が優れ、楽器が奏でるメロディやハーモニーが産まれる瞬間を逃さず再生して、録音場所のホールの響きも美しく描き出しています。


    以前使用していたクロックケーブルも素晴らしかったですが、MCD5075を聴いた後では元には戻れません。リーズナブルかつ高性能で「音楽」の楽しさ、素晴らしさを再生するフィデリティゲートのオーディオケーブルに出逢えて幸せを噛み締めています。

    返信削除
  2. 岸様
    いつもコメントありがとうございます。
    50Ω用で同じMCD5075と同一グレードのケーブルの制作依頼があるのですが、ベースになる50Ω用の同軸ケーブルが入手できないため難しいです。

    返信削除

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