スキップしてメイン コンテンツに移動

XLR多重ツイスト・リッツ構造二重螺旋式1.0mケーブル その2(32芯)

信号ラインが 32芯リッツ構造のバランスケーブルです。グラウンド・アースラインは8芯以上で検討中です。

2023-10-31

グラウンド・アースラインは、試行実装の結果4芯構造の逆回転二重螺旋ノイズキャンセル式で純銀単線によるリッツ構造にしました。

これは、既存のコネクターを改造しても太さ的に実装する上で限界があるためです。



XLR3204AG1.0M特注品


       信号ライン:32芯+グラウンドアースライン4芯

本ケーブルは完全な手作り品で特殊構造の為、2mまでの長さの物しか製作出来ません。


コメント

  1. 11月2日に発注していたXLRケーブルが届きました。
    以前、借りたデモ機を、大幅にグレードアップしてもらったものです。
    「艶と色気」を目標に制作してもらったのですが、デモ機ではあまり表現ができませんでした。
    今回のケーブルはどうかなと思いつつ繋いで聴いてみると、当初はデモ機と同傾向でした。
    それでも、SNの高さ、分解能、定位感はエージング0の時点でも、デモ機を軽く凌駕していています。
    その後、エージングに入ったわけですが、一つの目安であった、通電100時間が経過し150時間になろうとしており、当初より大きな変化をしています。(考えてみると、この三週間ほどエージングに徹していて、まともに音楽を聴いていませんでした。)
    大きな変化と思われるのは音全体が、分厚くなった事。
    この変化は、デモ機では感じられなかったもので、音声帯域の重心が下がって鼻の奥に声が引っ掛かるような、甘ったるい「色気」のような音の出方も感じられるようになってきました。
    また中高域に若干感じていた「暴れ」も抑えられつつあり、ピークを感じる事なく聴きやすくなっています。
    更に気がついたのは、低域の立ち上がりが強く柔らかくなっていて、モニター調の従来機及びデモ機との差を感じます。
    ただ、デモ機をショップのシステムにも接続して聴かせてもらったのですが、「あれ?」と思うような「色気」も乗り、かなり良かったです。
    使用機器はスピーカー以外、ショップと自宅はほぼ同じなので、どこが違うのか比較してみると、スピーカーケーブルが、自宅が純銀、ショップが無酸素銅(今回のXLRケーブルと同一メーカー)でした。
    純銀製SPケーブルの他に、我が家でもショップと同じ銅製のスピーカーケーブルを使っているので、狭い背面に手を突っ込んで2時間かかって繋ぎかえて音を出したところ、ショップで感じた差を感じました。
    このことからも改めてケーブルのコーディネートは大切だと痛感します。
    それでも、SPケーブルを純銀線に変更した時の静かな中に鮮烈な張り出しのある音の虜にもなっていますので、純銀線と心中したいです。
    今週末には、エージングの次の目標である200時間に到達しますので、その時点でもまた感想があげられたらと思っています。

    返信削除
  2. いつも、貴重なコメントをありがとうございます。当初の開発目標である、ヴォーカル領域の微妙な再現性が改善されたようで良かったです。オーディオケーブルは、線径と芯数の選択が最も重要で、そのうえで構造と材質や静電対策が効いてきます。更に、バーンイン(エージング)という一般的にはオカルトと思わて理解されない作業が必須です。このエージングは経験上150時間が目安ですが、これは線径や導体の材質、芯数、絶縁被覆や構造により、エージング時間にも差があります。銀線や静電対策でコットンスリーブを使った場合、通常のケーブルよりもエージングに時間を要します。およそ、150~250時間かかる場合もあります。250時間以上は変化が殆ど分からなくなり安定しますが、それでも6ヶ月以上通電していなければ、元に戻る傾向もありますので、たまには通電しておく必要があります。これは、ケーブル構造や弊社の多重ツイスト構造の場合は静電容量の関係で、電荷とスピンによる影響でケーブルの物性が変化する為です。(スピントロニクスという新たな研究分野で、これから解明されていくことと思います)引き続き宜しくお願いします。

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

ケーブル物語

6 スピーカー・ケーブル端子 選択のポイント 端子を選ぶ際にYラグ端子とバナナ端子のどちらを選ぶべきか? それぞれの長所と短所から考えます。 ■端子形状 ・Yラグ端子:接触面積が広く強固な締め付けに耐えるので接触抵抗が安定する。 ・バナナ端子:取り付けは一般的には差し込むだけで利便性が高い。抜き差しを頻繁にしていると接触が甘くなる場合がある。(ロック機構付きのバナナ端子は別) ・ピン端子:ビンテージ・スピーカーの場合は、ピン端子しか選択できないものもある。接触面積は点接触に近い。(点接触ではあるが、バインディング・ポスト側のネジで締め付けるため導通には問題ない) 理屈では、Yラグが良さそうですが、市販のYラグ端子には良いものが少ないです。Yラグであっても材質や表面処理(磨きや下地処理方法、メッキ種類やメッキ厚)が適切でない場合が多く、優秀なケーブルになればなるほど、端子による音質の劣化が顕著になります。 ■端子の材質 ・導電性:純銀>純銅>ブロンズ(銅と錫の合金)>真鍮(銅と亜鉛の合金) 導電性だけを見れば純銀ですが、音色に銀のキャラクターが出てしまうことがあります。 ■表面処理方法(めっき) 金属は空気中に放置すると酸化により錆びてきます。そのため、導電性を維持しつつ金属表面を保護する目的でメッキ(鍍金)加工が施されます。オーディオ用の端子で使われるメッキは、以下のとおりです。 ①銀めっき:銀は、酸化でなく硫化( 硫化とは硫黄成分に反応して銀が黒く変色することで、空気中の硫黄成分に反応したもの)により黒く変色しますが導通性には影響しないようです。 ②銅めっき:銅の金属に銅のメッキをする意味はあまり無いように思います。 銅は、空気中に放置すると酸化被膜(錆びの一種)が生じます。しかし、酸化被膜によりそれ以上酸化が進み錆びることを防ぎます。また酸化被膜は薄いのでホール効果により電流は流れてくれます。オーディオ的には、この酸化被膜も無いのが望ましいです。銅表面を磨いて導線を圧着したあと充填剤と熱収縮チューブで空気を遮断することで酸化被膜を防止できます。 以下は余談です。 中国製の銅端子を輸入し圧着しようとしたところ、あまりにも硬くて、これは鉄の上に銅メッキしたものであると疑いエナメル剥離用の溶剤に1時間ほど浸けておいたところ白

ケーブル物語:デジタルケーブルで信号は劣化するでしょうか?

 理想的なデジタルケーブルを製作するため周波数依存性のある塩ビのシースを剥ぎ取ります。 塩ビのシースを剥ぎ取り、低誘電率の架橋ポリエチレン被覆に変更し180℃で熱収縮した後、自然冷却します。写真左が架橋ポリエチレン被覆に変更された同軸ケーブル、写真右が剥ぎ取った塩ビ被覆の残骸です。 振動対策としてPETスリーブを三重に被せて締め上げ最高峰の同軸ケーブルが完成します。同軸内部の絶縁体も発泡ポリエチレンで空気層を多く含んだ低誘電率の素材です。 この後、仕様によりBNCまたはRCA(渦電流を回避するため点接触型)プラグを取り付けます。 DIG3000-1.0m RCA ■ S/PDIFについてネット上にある情報をケーブル制作者の視点から要約しました。 S/PDIF(Sony Philips Digital InterFace、ソニー・フィリップス・デジタル・インターフェース=エスピーディーアイエフ)とは、映像・音響機器などで音声信号をデジタル転送するための規格です。 S/PDIFを採用するケーブルには同軸ケーブルのほか、光ケーブルも S/PDIFを採用します。USBケーブルの転送方法は異なりますので、ここでは同軸75ΩのS/PDIFについて考察します。 ■デジタルケーブルで信号は劣化するでしょうか? デジタル伝送に於いては、致命的なエラーは生じていないことが多くの実験結果からわかっています。☚デジタルデータは、劣化しないと言えなくも無い? もし、致命的なエラーが発生した場合はデータの転送そのものが失敗し、現象として聴感上はプチプチしたノイズや音が途切れたり連続的なホワイトノイズが発生し、最悪の場合はデバイス(DACなど)を認識せず接続が切れてしまいます。しかし、音が同軸ケーブル(S/PDIFの転送品質)の違いで劣化するのも事実です。なぜでしょうか? S/PDIFは、*ジッターに関しては、**アナログ信号です。DAC回路の時間軸は入ってくるS/PDIF信号に追従していますから、音質はS/PDIF信号の時間軸の通信品質で決まります。更にS/PDIF信号のノイズ成分もジッターとしてDAC回路の音楽信号を揺るがす事になり、結果としてS/PDIF信号の時間軸の通信品質がデジタルオーディオの音質を決することになります。 *ジッターとはデジタル信号の時間軸の揺らぎのこと **アナログ信

ケーブル物語11 電線に電流が流れるとノイズが発生する

ケーブルについては、相当な高額を機材に投入しているオーディオマニアの方でも1m150円前後のスピーカーコード(ケーブルでなく電源コードと同じ構造の平行2線式)を使われている方がいます。その方はタンノイのWestminster royalというものすごいスピーカーを使われていました。左右セットで600万円以上します。その他の機材を含めれば軽く1000万円を超えていました。一般的なオーディオケーブルに対する認識はその程度のものです。 その Westminster royal から再生されていた音は、一言で言えば、喧しい音でした。広いリビングルームなので1m150円前後の平行2線式コードが10m近く引き回されていました。これではノイズを拾いまくり、またコードの被覆がビニールですから喧しくなって当然です。 オーディオは趣味嗜好が優先するので本人が満足していれば、それを否定する必要は全くありません。余計なお世話です。しかし、音楽という時間芸術をより深く楽しみたい、演奏者の魂に少しでも触れたい、あるいは歴史的な録音を再現したい、と考えるのであれば、真剣にケーブルについて考察する必要があります。 ■電線に電流が流れるとノイズが発生する なぜ、電源コードのようなスピーカーケーブルでは駄目なのでしょうか? 電灯を灯すために使うのであれば、電源コードでも大きな問題はありません。 それでもオーディオ機器に近接して電灯を使う場合は、平行2線式のコードでは問題があります。 その理由は、電灯を灯すときに流れる電流は交流の100V/50Hzまたは60Hzで、電源コードの平行2線式ではノイズを周囲に出しまくるからです。スピーカーケーブルに流れるオーディオ信号は歪波交流という交流信号で電源コードに流れる周波数は50Hzや60Hzのような正弦波と異なり、20Hz ~20,000Hzまでの複雑な歪波交流信号です。さらにスピーカーケーブルの末端に接続されるスピーカーは発電機でもあるため起電力(オーディオ業界では逆起電力と呼んでいますが逆起電力ではありません)が生じスピーカーケーブルからアンプに流れようとします。電線に電流が流れると必ずノイズを出します。このノイズを減らす方法としてツイスト( ツイストペアケーブルは、 アレクサンダー・グラハム・ベル によって1881年